タウンライフ家づくりは、注文住宅を建てる上で必須のサービスです。
と言うのも、注文住宅を建てる上で最も大切なことは「あなたに合ったハウスメーカーを見つける」だと言えます。
どれだけ理想の家があっても、どれだけ住宅について勉強しても、最終的な形に落とし込んでくれるのは「ハウスメーカー」と「担当の人間」です。
そのため、満足のいく家を建てるためには、ハウスメーカー選びを妥協することは出来ません。しかし、よほどの田舎でない限り、あなたが家を建てたい地域には100近いハウスメーカーや工務店が存在します。
何も知識がない状態で、イチからハウスメーカーを選ぶのは本当に難しい。
だけど、そんなとき「タウンライフ家づくり」を使えば安心です。
「タウンライフ家づくり」は、複数のハウスメーカーから『家づくり計画書』を"無料"で提案してもらえるサービスです。具体的に言えば、
- 間取りプラン
- 見積もり
- 土地提案
この3つの提案を、複数のハウスメーカーから同時に受けることが出来ます。
ただ、誰でも、どんな条件でもOKなわけではありません。そこで今回は、
この4つに分けて「タウンライフ家づくり」の全てを解説します。
タウンライフ家づくりを利用するメリット
改めて、「タウンライフ家づくり」を利用するメリットを紹介します。
「タウンライフ家づくり」は、希望の地域や間取りを入力することで複数のハウスメーカーから、
- 間取りプラン
- 見積もり
- 土地提案
この3つを提案してもらえるサービス。そして、これらが届くことによって3つのメリットが生まれます。
【1】その地域に強いメーカーが分かる
→希望の地域からハウスメーカーを選択するため「その地域に強いかどうか」が分かる。地域に強いメーカーだと、コスパが良いことが多い。
【2】資料や見積もりを簡単に入手できる
→通常、カタログや見積もりは実際にモデルハウスをもらえないことが多い。
【3】ハウスメーカーの比較が簡単にできる
→対面で話を聞いても各社の比較はしづらい。ただ、もらった資料をもとに自宅で見比べれれば、簡単に比較ができる。
それでは、メリットを改めて見ていきましょう。
その地域に強いメーカーが分かる
メーカーには「強い地域」と「弱い地域」が存在します。
分かりやすい言い方に変えれば「家を建てたい地域」と「家を建てたくない地域」ですね。
小さな工務店はもちろん、全国展開をしているハウスメーカーでさえも全ての土地を歓迎しているわけではないのです。
理由は様々ですが、経費や利益率の問題から敬遠される地域があることは間違いありません。
【強い地域が生まれる理由】
昔から施工数が多い。優良大工を多く確保している。シェアを伸ばそうとしている。
【強い地域を選ぶメリット】
基本料金がお得になる。オプションが豊富。優良大工に当たりやすい。
そして、そんな地域が明確になるのも「タウンライフ家づくり」のメリットです。
全国展開しているハウスメーカーは、口では「全国どこの地域でも家を建てます」と明言しています。ところが、タウンライフ家づくりで希望の地域を入力してみると、出てくるメーカーは地域によって全然異なるのです。
「京都府京都市」「大阪府大阪市」「滋賀県大津市」の隣接する3都市でも全然ちがいます。
どこの地域を選んでも約6社ほどが表示されますが、それらのメーカーは、
「その地域に力を入れている」≒「お得に建てやすい」
と考えて間違いありません。
もちろん、全国展開のハウスメーカーは、その気になればどこにでも建てられるので「どうしても積水ハウスで建てたい!」みたいな場合は、公式HPから直接連絡するのも"あり"です。
間取りや見積もりを簡単に入手できる
本来、間取り案や見積もりを入手するのは手間なものです。
カタログはモデルハウスに来場すればもらえますが、間取りや見積もりに関しては本当に面倒くさい。私が来訪した工務店では、
【1回目】
→工務店の特徴を延々と聞かされる。2時間後「では、次回は具体的な希望をお聞きして、そのあとに間取りをご提案します」
【2回目】
→希望を話す。1時間ほどで終了。
【3回目】
→簡単な間取りを提案してもらう。その間取りをもとに、希望を伝える。
【4回目】
→変更した間取り提案。ここで初めて見積もりを見せてもらう。
こんなスケジュールでした。
片道2時間というアクセスの悪さもあり、めちゃくちゃ面倒くさかったのを覚えています。
つまり、「タウンライフ家づくり」を使えば【3回目】まではウェブ上で完結させることが可能です。
これ、めちゃくちゃありがたいサービスです。
そもそも、間取りの原案も何もない状態で「希望は?」とか言われても答えづらい。そりゃ広ければ広い方が良いけど、広げるのにいくらかかるかも分からないし…ってなりますからね。
とりあえずの原案をもらえるだけで、家づくりは急に現実味を帯びてきますよ。
ハウスメーカーの比較が簡単に出来る
ハウスメーカーの比較は、良い家を建てる上での必須項目です。
例えば、ミサワホームやセキスイハイムなどの大手ハウスメーカーは高価ですが、標準設備が非常に豪華です。ブランド力もあるので、贅沢な家を建てたい人にはオススメ。
タマホームやアキュラホームなどは安価で設備も充実していますが、ある程度の独自ルールがあります。大抵の人にオススメできますが、特殊な家や、変形地に建てる人にはオススメできません。
地元系の工務店は割高になることが多いものの、どんな細かい注文にも答えてくれます。独自のこだわりを持つ人は検討してみると良いでしょう。
そして、それらの特徴は、話を聞いているだけでは分かりづらいのです。
自宅の部屋で、カタログや見積もりを見比べて初めて気づくことばかり。そのため、家にいながらゆっくり比較できる「タウンライフ家づくり」は、良い家を建てる上で最適なサービスなのです。
タウンライフ家づくり利用する4つのコツ
「タウンライフ家づくり」には、肯定的なレビューが集まる一方で、否定的なレビューも一定数存在します。
細かいことを抜きにすれば、大抵の否定レビューは、
「カタログしか届かなかった!」
「間取りがもらえず、モデルハウスに来るよう勧誘された!」
以上のような、「◯◯がすぐに届かなかった」みたいな内容がほとんどです。
でも、これ、実際にハウスメーカーの営業の人に確認してみると理由は明確でした。一言で言えば、
「冷やかしだと思った」
これが理由です。
タウンライフ家づくりは完全無料のサービスですが、間取りを作るのも、見積もりを出すのも簡単な仕事ではありません。最終的に、契約に繋がる可能性がある人にだけサービスは提供されます。
そして、その可能性は主に4つのポイントで判断されます。
【予算の多さ】
→予算の最大値を入力するのが正解。土地込みの値段は地域によるが、建物価格だけで1500万円以上は欲しい。
【完成希望時期】
→「1年以内に入居したい」などの時期が明確だとポイントが高い。
【土地を持っている】
→注文住宅は金額が高くなりがちなため、土地をすでに持っている人は契約に至りやすい。
【希望が明確にある】
→「どんな家に住みたいか」が明確な人は提案しやすい。明確でないなら、その旨を書いてほしい。
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
建物のみの予算1500万円〜
予算は多ければ多いほど熱心に相手をしてくれます。
向こうも商売である以上、これは当たり前の話です。「1000万円で家が買いたいです!」なんて人はカタログだけ送って終わりになりますし、「5000万円で家が建てたいです!」という人には間取りのパターンも数種類送ります。
となれば、気になるのは「どれくらいの予算があれば良いか」です。
目安としては、
【建物価格】
地方:1500万円〜
都市:1500万円〜
【土地価格】
地方:1000万円〜
都市:2000万円〜
このくらい。
ただ、建物価格は「高級ハウスメーカー(ヘーベルハウス,ダイワハウス等)」か「ローコストハウスメーカー(タマホーム,アキュラホーム等)」によって異なりますし、土地価格は「地方か都市部か」や「広いか狭いか」で大きく変わってきます。
そのため、「希望地域の建売価格」くらいを目安に考えておくと間違いありません。
完成希望時期が明確
完成時期を明確に決めている人は優良顧客です。
理由はなんでも構いません。
「子供が生まれるから年末までに完成させたい」
「急に賃貸がもったいなく感じたから、少しでも早く入居したい」
本当に、なんでも良いんです。
家づくりって、誰にでも当てはまる正解がありません。そのため、悩もうと思えばいつまでも悩むことが出来ますし、期限がない人は2年でも3年でも迷ってたりする。
当然、ハウスメーカー側としては、そんなに長いことは待てない。
そのため、
「期限を明確に決めている」
これだけで、ハウスメーカーの人は熱心に相談に乗ってくれます。
極論、期限さえ決まっていれば予算は少なくても良いんです。少ない予算に応じた提案をしてくれるのですから。
土地をすでに持っている
土地は、一期一会のものです。
もちろん、「タウンライフ家づくり」では土地の提案も行ってくれます。ハウスメーカーはそれぞれが有力な土地を抑えていますし、土地探しのネットワークもすごい。
ただ、見つからないときは、本当に見つからないんです。
当たり前の話ですが、全ての土地は「一点モノ」になります。あなたの希望によってはすぐに見つかりますが、もしかしたら、何年経っても見つからないかもしれない。
しかし「建物を建てるだけ」なら確実に1年以内です。
そのため、すでに土地を持っている人も、それだけで優良顧客の仲間入りです。山の中でも、田んぼの真ん中でも大丈夫。
土地があるってのは、それだけでめちゃくちゃ強いのです。
家への希望が明確にある
「建てたい地域は滋賀県大津市。予算は決まっていません。大きさは希望なし。間取りと見積もりお願いします。」
こんな問い合わせに「間取り」や「見積もり」を送れる訳がない。
いくら地域が決まっていても、大津市の中心か端っこかで地価は大きく変わります。そして、建物も「夫婦2人の狭小住宅」か「家族4人の二階建て住宅」かでも全然変わる。
そのため、こんな問い合わせならば、カタログを送って一本の電話で終わりです。
【カタログ画像】
メーカー側が歓迎するのは、こんな問い合わせです。
「建てたい地域は滋賀県大津市。予算は建物だけで2500万円。大きさは家族4人(大人2子供2)が問題なく住めるくらい。LDKは広め(20帖以上)希望、各部屋にウォークインクローゼットが欲しいです。間取りと見積もりお願いします」
これだけ情報が確定していれば、計画も建てやすい。
反対に、希望がなくても、意向さえ伝わっていればOKです。例えば、こんな感じ。
「建てたい地域は滋賀県大津市。予算は土地込みで4000万円です。まだ詳しい希望とかはないのですが、4000万円で建てられる一般的な間取りと見積もりをお願いします」
こんな内容ならば、とりあえず市内で建てられるサンプルを送ってくれます。
タウンライフ家づくりの具体的な申し込み方法
ここからは、実際に「タウンライフ家づくり」を利用するときの手順を紹介します。
1つずつ詳しく解説しているので長くなっていますが実際には5分もかからないので安心してご覧ください。
家を建てたい地域を選択する
「タウンライフ家づくり(公式サイト)」にアクセスします。
申し込みはスマホでもPCでもOK。ここからのキャプチャはスマホ画面ですが、申し込み方法はPCでも変わりません。
ちなみに、地域の選択はめちゃくちゃ細かく分かれています。
都市名はもちろん、人口の多い地域では区名まで分かれていることも多い。また、この段階での希望地域は"だいたいの希望"で大丈夫ですので、あまり難しく考えなくても大丈夫です。
「ご利用の流れ」が表示される
続いて「ご利用の流れ」が表示されます。
繰り返しになりますが「タウンライフ家づくり」で提案してもらえる計画書は3つ。
- 間取りプラン
- 資金計画(見積もり)
- 土地提案
もらえる提案は「原案」のため、そこから内容を詰めていくので安心してください。
希望の間取りを入力します
ここからは「希望の間取り」についてのアンケートに入力していきます。
これらの項目も"現時点での希望"のため、あまり深く考える必要はありません。後からでも修正できますし、気楽な気持ちで答えていってください。
【ご希望世帯】
→「一世帯住宅」が基本。夫婦と子供だけなら「一世帯住宅」 両親との同居なら「二世帯住宅」を選ぶ。
【住宅の希望階数】
→「二階建て」が基本。広大な土地を持っているなら「平屋」 狭い土地を有効に使いたいなら「三階建」を選ぶのも"あり"
【住宅に住む予定人数】
→「家族の数(予定)」を入力。18歳以上の子どもは「大人」と想定して入力する。
【希望の間取り】
→「3LDK」か「4LDK」が基本。明確な希望がある場合はしっかり入力する。
【希望の家の広さ】
→「30坪」が4人家族の基本。一階と二階を含めた床面積を指す。未入力でもOK
【LDKの広さ】
→「16〜20畳」が4人家族の基本。そこを基準に、普通に家より狭くても良いのか、広い方が良いのかを考える。
ただ、家づくり初期の段階だと「希望の広さ」とか分かりづらいですよね。
参考までに、下記の家が、
- 4LDK(LDK+4部屋)
- 30坪(100㎡)
- LDK15.2帖
になります。和室がいらないなら、LDKが20帖になりますね。
一般的には、4人家族でこの広さがあれば充分と言われています。
ちなみに、タマホームで上記の家だと、約1500万円(建物だけ)で見積もりが届きます。
大体の予算を入力
次は「予算関係」を入力していきます。
繰り返しになりますが「現時点での希望」です。
後からいくらでも相談/修正はできるため、気楽な気持ちで入力していってください。
【土地の大きさ】
→「家の広さ+α」が基本。30坪の家を希望しているなら「35坪」くらいが妥当。
【希望の総予算】
→「あなたの予算」を入力。土地混みの全国平均は約4000万円。地方なら約3200万円。建物だけなら最低でも1500万円。
【敷地法令調査】
→「まだ決めていない」でOK 家を建てるには様々な規定があるため、住宅地以外に家を建てる場合には調査が必要になる。
【その他の希望】
→他に希望があれば入力する。大きなことから細かいことまで、思っていることは全て入力しておくと希望の間取りや見積もりが届きやすい。
連絡先情報を入力する
ここからは、名前や住所を入力なので簡単です。
希望のハウスメーカー,工務店を選択する
ページ下部に移動すると、あなたが希望した地域に力を入れているハウスメーカー,工務店が表示されています。
地域によっては表示されるメーカーは全然違うためオススメはお伝えしづらいのですが、全国展開のメーカーで言えば、
【タマホーム】
→最大手のローコストハウスメーカー。コスパの良い家を建てたいなら、ここ。
【ミサワホーム】
→木造住宅のベーシック。中価格帯~高価格帯なら、ここ。
この2つは間違いありません。悩んだら、
- 全国系ローコスト(タマホーム,アキュラホーム等)
- 全国系ベーシック(ミサワホーム,積水ハウス等)
- 地元系工務店(◯◯工務店等)
この3つを軸に選択しておくと、方向性の違う間取りが届いて選びやすくなります。
1週間ほどでカタログや間取りが到着
メーカーによってスピード感は異なりますが、早ければ数日、遅くても2週間ほどで計画案が届きます。
ちなみに、私に届いた提案は以下のようなもの。
【実際に届いたカタログ画像】
家づくりの初期段階で、3社の間取り提案と見積もりをチェックできたのは本当にありがたかったですね。
タウンライフ家づくりに関するよくある質問集
ここからは「タウンライフ家づくり」に関するよくある質問を紹介していきます。
随時追加していく予定ですので、きになることがある方はコメント欄にどうぞ。
営業電話がかかってくるの?
メーカーによって異なります。
私の場合は、3社に申し込んで、2社から確認の電話がかかってきました。
と言うのも、ハウスメーカーによって要所が異なるみたいなんですね。入力画面では足りなかった部分を質問されるような電話でした。
良い提案が来たらどうすれば良い?
連絡先の名刺が同封されているので「モデルハウス見に行っても良いですか?」と問い合わせればOKです。
間取りと見積もりの提案が気に入れば、次は、モデルハウスや建築事例を見に行くのが一番。そこで担当の方から詳しい話を聞くことも出来ます。
ちなみに、ハウスメーカーは「あなたのところで家を建てます」と契約しない限りは1円もかかりません。
何度間取りを作ってもらっても、何度見積もりを出してもらっても、契約するまでは全て無料でやってくれるのです。
すごいですよね。
他の資料請求サービスとの違いは?
「見積もり」や「間取り」の提案があるのは『タウンライフ家づくり』だけです。
他の資料請求方法としては、
【ライフルホームズ】
→複数社のカタログを一括請求できる。カタログだけが欲しいなら、こちらの方が早い。
【公式サイトから請求】
→各社のHPから申し込む。一社ずつしか申し込めないため、手間はかかる。
などがあります。
カタログだけが欲しいなら上記の方法で請求した方が早くなりますが、「見積もり」や「間取り」が欲しいのなら『タウンライフ家づくり』を利用するのが正解です。
まとめ
タウンライフ家づくりは、注文住宅を建てる上で必須のサービスです。
だって、もっとも大切な「ハウスメーカー」の比較をスマホ1つで実行できるのですから。ただし、良い提案をもらうためには、次の4つのポイントの1つ以上を満たしておく必要があります。
- 予算がある
- 完成時期が明確
- 土地を持っている
- 希望をしっかり伝える
これだけ覚えておけば、複数のハウスメーカーから「間取り案」や「見積もり」をもらうことが可能です。
自分に合ったハウスメーカーを見つけるのは大変です。
「タウンライフ家づくり」を上手く利用して、より良い家づくりを実行していきましょう。
【タウンライフバナー】
【タウンライフボタン】
このページはハウスメーカーの選び方の【第6回】です。
他のページもご覧になりたい方は、以下からどうぞ。
【第1回】
ハウスメーカーってなに?
【第2回】
最初にすること
【第3回】
注文住宅を建てるために必要なお金
【第4回】
ハウスメーカーの一覧と比較
【第5回】
タマホームを選べば間違いない
【第6回】(今のページ)
タウンライフ家づくりを使えば簡単に選べる